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マネジメントマーケティング戦略とは

マネジメントマーケティングとは、提唱者小塩稲之の理論。関連する代表的ツールが8つある。

「経営ビジョン、経営計画を含むあらゆる事業活動においてマーケティングは常に先行し、新たな経営(事業)をも創出する」ことと捉え、実行し、市場に適応することである(小塩稲之)。

このことは単にマネジメントマーケティングを既存の「経営(事業)」が使うということだけでなく、マネジメントマーケティングを用い、これを契機として「新たな経営を創出」するという概念を持つものである。つまり、市場の視点で、今どのような事業を創出すべきか、市場のニーズ、ウォンツからマーケティングを捉え、事業を創造するということである。

既存の経営(事業)活動においての「マネジメントマーケティング」は、川下から川上を見つめ、経営全体、経営の根幹までを含めて構築するという概念をも含むものである。いわば、企業の活動全体をみるものとして位置づけられる。

マネジメントのすべては「取り巻く環境に対応できるかどうか」 分野や業界によって、その時間差が長いか短いかということでもある。公的研究委員会などの研究課題における実践からこれを体系化し、小塩稲之が提唱した。マネジメントをマーケティングから捉えた理論となっている。〔学術論文集、新聞社説等からの掲載引用〕

フィリップ・コトラーは、マーケティング・マネジメントを「ターゲット市場を選び出し、優れた顧客価値を作り出し、分配し、コミュニケーションをすることによって、顧客を獲得し、維持し、増やすための技術と知識である」(※1)と定義している。これによると、マーケティング・マネジメントとはマーケティングをマネジメント管理の視点から捉えたものということになる。

参考文献
※1『コトラーのマーケティング・マネジメント』ピアソン・エデュケーション

資料協力:一般社団法人日本販路コーディネーター協会